ブログのカテゴリーを全部整理して、恥ずかしい記事は畳んだりした。
昔の記事を見て思うのは、このブログを始めた頃(2008年頃)と今とでは、音楽シーンもだいぶ変わってきているなということ。
ロキノン系に関する考察で名前を出したバンドが、それぞれ大きくなったりはたまた解散していたりするし、当時まだ名が知られてなかったバンドがここに来て支持を得たりしていることに時の流れを感じる。
最近は、ヒットチャートを見るとアイドルが多い。
まさかこんなに右を見ても左を見てもアイドルが台頭している時代が来るとは思わなかった。
昨今の音楽の聞かれ方については、個人的に再三述べてる持論がある。
それは、全員が全員同じ音楽を聞いて、爆発的なヒット曲が生まれる時代が終わったということ。
今はネットも発達しているので情報が多いし、それぞれが聞きたいジャンルの聞きたい曲を聞くことができる。
その分聞いている音楽がわりとバラバラなんじゃないかと思う。
たとえば中学か高校の40人学級がひとつあったとして、
10人前後…アイドル好き
7~8人…バンド系好き
5~6人…アニソン・ボーカロイド好き
3~4人…ヴィジュアル系好き
2~3人…洋楽好き
1~2人…クラシック、ジャズ好き
その他…一般J-POP好き,音楽ライト層(大きく括ってしまえばアイドル系を好む層もここに入れてもいいかもしれない)あるいは日常的に音楽を聞かない層
このような分布になるかなと個人的には思っている。
もちろんここでざっくり分けたカテゴリーの複数の音楽を聞く人もいるだろうけど、メインの嗜好で数えるとしたらという感じ。
余談だが、ヴィジュアル系好きの人たちというのは一定の人数が存在するし、CDも買うしライブにも行く人が多いので、音楽業界的には無視できないというか消費者としてはわりかし影響力のある大きな団体だと思っている。
ヴィジュアル系好きの人たちと同じくらいかそれ以上に最近数を増やしていると思われるのが、ボーカロイドや動画サイトの「歌い手」を好む層だ。
中高生には特に多そうなので上の分布でもやや多めの人数に設定してみた。
この層の人々は、主にまずインターネットで曲を知り、動画もありきで音楽を楽しんでいるので、CDを買うに至るのは全体の半分かそれ以下なのではないかと予想している。
中高生となるともっと音源購入率は下がるかな。
さて、このような感じでわりと皆聞く音楽がバラバラなので、例えば「クラスのほとんどが持ってるCD」=ミリオンヒット曲というものは存在しなくなったのではないかと考えている。
もっともCD自体が売れないと言われている時代だが…
つまり何が言いたいかというと、ここ最近(2010年~くらい)はチャートの上位に同じようなジャンルのアーティストが集まるように表面的な多様性はほとんどないが、水面下のチャートに響かない所では90年代までには考えられないほどの多様化が進んでいるのではないかということだ。
水面下のアーティストが浮き上がって来ない原因は、「ジャンル間の隔たり」にもあるんじゃないかと思う。
音楽業界に元気を取り戻したいのであれば、ジャンルの垣根を越えてあらゆるメディアに登場させたり、(アイドル等と比べれば)マイナーであるジャンルのアーティストも積極的にタイアップをつけて宣伝することだ。
ただ、中にはテレビに出ないスタンスのバンドであったり、売れ線狙いによる音楽性の変化から古参ファン離れを起こすアーティストが出たりするのでさじ加減が難しい。
露出が増えて贔屓のアーティストにミーハーが増えることを嫌う人々もいるだろう。
そのあたりのバランスをうまく取っているバンドは知名度もライブ動員も増えて売り上げも伸びているのではないだろうか。
最近の例ではサカナクションとか。
個人的にはチャートに食い込んでってやるぜ!というスタンスのいわゆるロキノンバンドは好きだ。
何度も言うようにチャートがすべてではないが、現在アイドル一辺倒の業界の流れにもう少し変化が出てきたら面白いのになというのが一音楽ファンの意見である。

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